D600購入。いきなりMamiya645のレンズを付けて遊ぶ

Dfがきっかけでフルサイズ熱が高騰。じっくりネットを眺めているも、値段が高いのでいまいち食指が動かず。実物を見ればまた変わるかなとおもってカメラ屋で触ってもみたけど、なんか意外と安っぽい?あとシャッタースピードダイアルはいいけど、刻みが1段ってネガフィルムかよ的な。
そうしているとRefurblished(メーカー調整済み中古)のD600が$1300程度で売っていたのを発見。
Dfは$3000。差額で高級ズーム一本かそこそこの単焦点2本はいけるし、安物単焦点なら一式そろえられる。D600はセンサーごみ問題があるものの、メーカー調整品ならなにか対策が打ってあるに違いない。あと家にごろごろしているMamiya645のレンズ群も生かしてやりたいし…ということで購入!
結局同時購入のレンズとしては最低限の50mm 1.8Gと28mm 2.8D という安物コースで。あとはMamiya645レンズで80mmと120mmマクロがある。

さて何日か待ってようやくものが届いた。夜中で室内しか無理だけど、それでもワクワクして50mm付けて写してみると…あれ大してよくない。なんつーかボケた感じ。日々Nikon1システムに慣れている自分としては、時にはボケボケ写真が羨ましかったはずだけど、芯のないようなボケでちょっと耐えられず。ISO感度は確かにかなり耐性があっていいんだけどこれはどう対処したらいいのだろ?と思いながら、とりあえず初日はこのぐらいで。

色々やっていくと、結局ちょうど良いボケ味にもっていくために、ちょっと絞っていくのが基本なのだなという結論に。ちなみに50mmは解放だと画質がややキツい。最低一段絞りたい感じ。2段絞ってF4なら高性能レンズって感じ。ただ描写が硬すぎるような。

Mamiya645 80mm on D600


次にマウントアダプター経由でMamiya645のレンズをつける。スキャナカメラでこれらレンズの素性はわかっていたので、なんといっても120mmマクロの描写が楽しみだったのだけど、期待通りヌメヌメした感触を味わうことができた。F4と控えめなせいか、解放からいける。


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何つーかヌメヌメしていませんか?

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白黒でも。

で。次に80mm(f2.8版とf1.9版の両方持ってる)も優秀。まだF2.8版しか試していないけど、優等生で解放からいける。ボケのバランスもちょうど良い感じ。これはまだ写真なし。

あと1本ある。55mm。これはけっこう癖があって解放だとソフト。1段絞ると急に追いつく感じ。1段絞ったところの描写がシャープでかつ軟調なのが良い。正直50mmf1.8より好き。

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ニコンの28mmはまだロクに試していないけど、きっとまあ普通に写るのではなかろーか。自分はどちらかというと50mmから100mmぐらいまでの焦点距離が好きな人間なので、後回しになってしまった。また追って。

しかし改めてNikon1システムの優秀さに気づく。Nikon1レンズはキットズームですら高性能だからなぁ。いいレンズとすごくいいレンズしかないもん。ISOは確かにフルサイズに比べれば弱いけど、その分レンズが明るいし、絞らなくてもガンガンシャープにいけるので、結局総合性能差としてはボケボケ写真が撮れないという意外、そこまでないのでは。もちろんセンサーの底力としては違うけど、その差の為に、羽のように軽いNikon1システムから、フルサイズみたいに機材を重くする価値があるのか?といわれると、どうなんだろうなーと考えてしまう。まあNikonV2使って、しっかりした三脚使って撮るというのもナンセンスだけども。動きものにもD600と同レベルというぐらいに強いので、ファミリーフォトならV2でいいなと思ってしまうな。