ISO感度を調整できた

前回の続き。紙かぶしてみたりとってみたり、色々調整しているうちに気付いたのだけど、ドライバが行うシェーディング補正の幅が想像よりずっと広いことがわかった。ライトを暗くするとかなり感度があがる。3段くらいは可変できるようだ(高感度状態に気付かず外にもっていったら、絞っても明るすぎて撮れなかった!)。
また、白飛びよりさらに露光すると階調が反転するんだけど、感度をあげても相変らずあっさり反転するので(デジタル補正のみなら白飛びには強くなるはず)、どうやらシェーディング補正はデジアナのミックスっぽい。適当な想像だとアナログアンプの倍率は一律でおおまかなオフセットを調整し、細かい部分はデジタルなのだろうか。もしくはあまり体感できないけど露光時間もかわっているのだろうか。
つまりどゆことかというと、LEDの後に可変抵抗を入れれば、ISO感度の調整として使えそうだということ。epson親切……。

で、早速やってみた。
ISO knob
追加されたISOノブ。ひねることでLEDライトの光量が変化して、シェーディング補正を逆手にとって感度を制御できる。

ちょっと買ってきた可変抵抗の値が低かったらしく(適当に元々の負荷抵抗は300〜1kくらいだろ、んじゃあ5Kもあればたりるか、という甘すぎる算段でかってしまった)、調整範囲が狭いのだけど、なにはともあれテストしてみた。
まずLEDマックス点灯、つまり感度は最低。ちなみにノーレタッチリサイズのみなので、ガンマ低めで眠いのは仕様。
ISO control test 1
けっこう明るくしているのだけどなかなか暗い。ノイジーな感じは殆どない。ちなみに従来はこれより若干高い感度だったっぽい。次にLEDの光量をツマミをひねってさげたもの。
ISO control test 2
うーん、明るくなった。抵抗値をもっとあげればもっと暗くもできるので、これが感度の限界ではない。なんつーか、あまりノイズレベルも向上していない。意外。
また部品が入手できたら、もっといける状態もやってみたい。
しかしまあ、不要とおもわれる機能にも活かし所があるものだなぁ。(もっともカメラなら最初からゲインコントロールできるんだが)

追記:ノイズレベルが、16bitで書き出して後工程で加工するよりISOノブ操作のほうが低いことも確認した。いい感じ。