欠陥写真おもしろい

その後井の頭公園まで足をのばしてみた。
1枚撮るのに本当に時間がかかる。スキャナそのものの操作なので、プレビューしてフレーミングしてピントのめぼしつけてズームしてピントあわせてまた全体プレビューしてクロップ範囲きめてようやくスキャン。600dpiと、抑えで1200dpiの2回スキャン。5枚くらいしか撮っていない。銀塩カメのほうがよっぽど楽。電池も4、50回くらいプレビュー/スキャンすると切れる。要充電池。
あと黒い布を三脚に被せてケーブルでつないでPCを操作しているのが相当目立つらしく、今日だけで3人に話しかけられた。嬉しいといえば嬉しい。まあ聞いてきた人もまさかこんな物とは思っていなかっただろうけど……。
Inogashira Park
けっこう絞れたもの(ほぼ初の遠景だ)。銀塩風な気がするのは気のせいかな。動いている人がのびたりずれたりしている。いいね〜(いいのか?)。
で、日も暮れて暗くなってきた頃に撮ったのが下の写真。
Inogashira Park
絞り開いてアラがでたのかそれともずれちゃったのかフランジバックが左右で違う。さらに動いている人々が縮んだのと、元々のレンズがかもしだす、ぐでぐで感で恐しい絵に。現像した時はおもわず笑ってしまった。いやーおもしろい。欠陥写真でもこういう崩れ方はおもしろい。苦労した甲斐があった。
ちなみにこれは抑えのほうの1200dpiからの生成なんだけど、1200dpiで撮るとクロップしても7000px超え(4900万画素、ベイヤー数えで1.5億画素)で、PCがフリーズして編集がつらい。
あと、色がどことなく哀愁漂うのがオールドレンズ(旧FDジャンク)だからかどうなのか判別しかねるので、巷の作例みる限り完全に現代の写りのNFDのこれまた同スペック50mmf1.4(だって安いんだもの)を購入してきた。ちょっと機構が違うけどなんとかつきそう。
フランジバックの調整が課題だなー。無限遠スキャンしまくってあわせるしかないか。