IXY digital 1000 その9 (道に迷う編)

さらにコントラスト-2、色の濃さ-2とした。そろそろフツーの写真に飽きてきたところ。しかし何がいい写真なのかわからなくなってきたゾ……

そもそも！僕は巷の写真集などで高揚した記憶がまったくない不感症。

本屋で写真集のコーナーをあさって、まともな写真集を探す。ホント、いわゆる芸術写真ちゅーのは悲惨な状況で、まともなものは数えるほどしかない。中には名画？をフラッシュ焚いて撮ってる写真集もあったぞ。こういうのは写真の限界を自ら認めとるようなもんだ。リアルすぎて皮肉になってない。被写体にインパクトのあるもの(ちんこまんことか、泣いている人とかね)をみればそりゃそれなりに心動くけどそれって正道なんだろか。僕が興味があるのは、普通の被写体に対して堂々と撮っているもの。いやまあ「写真」で心が動けば何でもいいんだけど。
構成、色の深み(そもそもフィルムという限界があるのに深みというのはくるしい！)で勝負しているのはごく少数。で、そのまともなのを買うかと言われれば……どうなんでしょう……。

結局僕がやりたいのは、表現するメディア問わず「思想のない何か」なんだけどなかなかうまくいかない。