ideaPad U350 レビュー

メインノートPC(dynabook SS/RX1)のHDD損傷によりideaPad U350を購入した。本当はX300が欲しいと思っていたのだが米国の量販店ではthinkpadになかなかお目にかかれないので、このノートの購入となった。そういう制限された状況のなかの購入にもかかわらず、思いのほか印象が良かったのでレビュー。

デザイン

かなり質感は高い。thinkPad並の剛性感はないが、デザインはいつまでもかたくななthinkpadに比べて、こちらのほうが洗練されている。天板の意匠も写真でみるより落ちついていて好印象。本体のサイズに余裕がある為、無理して収めたな、と思う部分が殆どない。
サイズはかなり大きく(A4よりふたまわりほど大きめ)、重量も1.6kgあるので1.2kg系でモバイルがギリギリと思っているとキツいと思う。厚さは相当抑えてあり、下手なネットブックより薄い。大きさが我慢できるかどうかというところ。ただこの大きさが操作の時の気持ち良さとも繋がっているので、悩むところ。

インターフェース

ディスプレイはいわゆる見栄えの良い感じのディスプレイだが視野角は狭い。まあこれはノートなので許容範囲か。
キーボードはそれなりに打鍵館が良いモノ。少なくともDynabookよりは良いが、個人的にInsertキーがFn利用なのは慣れるまで苦しい。タッチパッドはエンボス加工がされていて、個人的にはツルツルより好きかも。
なんというか、英語キーボード(普段は日本語)のせいかもしれないけど、全体として触っていてすごく気持ちのよいPCだ。だらだら続けていじりたくなるような感じ。大きさからくる余裕のせいなのかな?

速度

僕が買ったのは米国モデルで、日本モデルとはかなり仕様が異なる。

日本モデルにはCore2Duoモデルまでラインアップされているが米国モデルには無い。僕が購入したのは1.3GHzという謎のCPUを塔載でメモリ3GBの32bitVista、bluetooth付き。これはもう好みなんだが、日本だと、4GBが標準でBluetoothなしになる。日本のほうが後発モデルなのだろうか?よくわからんけど。
だからあまり参考にならないかもしれないけど、3GBという32bitOSとしてはほぼ限界の容量を塔載しているので、オフィス系アプリケーションはかなり快適に扱うことができる。つかぶっちゃけDynabookより速い時も多い。特にメモリが物を言うアプリ(photoshopなど)は快適。ただマルチメディア系は苦手なようでyoutubeのHD再生はコマ落ちする。

電池

それなりに持つ。4時間くらいっぽい。

まとめ

日本だとthinkPadの廉価版という印象だが、そうでもないようだ。ideaPadとしてのアイデンティティーというのをかなり意識しているようで、単体として見た場合、そこまで妥協している感じはない。ハードディスクプロテクションやSDリーダ、webカメラなどトレンドも抑えてあり、Lenovoの意地のような物を感じた。
余裕のある縦横比デザインでスタイリッシュなのが魅力なのかな。これで約7万(税抜き$650だった)とは恐れいる。