蔵出し

この手のものを収集しているんだけど、こういうのでいいんだろうか?
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写真とは何か、という本が古本屋に落ちていたので購入してみた。つまらない70年代的で未だに社会に浸透している青さみたいなのがあって全く共感できず。
この本にも書いてあったんだけど、昔は「写真を撮っているとそれ自身が撮影者を越えて撮影という生写し行為そのままの光景が写りこむ」というものを、どこで刷りこまれたのか写真の魅力なんて思っていたけど今はそう思っていない。ラッキーというだけで、それを本質的魅力といったら、そりゃ撮影者オナニーってもんだ。みる側からすりゃ一緒。

あと、やたら精神(一般的なセイシンではなく芸術、音楽批評で使われるワタシ精神)を持ち上げるのも鼻についた。

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私が!私が!私の内面での葛藤が写真に!どんな快晴を撮っても私を通っていく景色はみんな抑圧された風船のようにぶつけようのない虚無感となってフィルムに感光するのです……そして世界を包むでっかい風船はどんどん膨らんで私を世界を飲みこんでいって……むにゃむにゃ、

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みたいな価値観は、もううんざり。